4日ぶりのインディラ・ガンディー国際空港


紅茶屋でのショッピングタイムを終えて、全員ヘトヘトになりながらも、どうにか無事インディラ・ガンディー国際空港にゴールすることができました。時間は19時すぎ。帰国のフライトには間に合う時間です。さすがと言うか何と言うか、ともかく最後に帳尻は合いました。


ただ、最後にも一悶着あり、成田便の人にとってはちょうどいい時間なのですが、関空便は深夜発のようで、一部のツアー客からは逆に「19時に空港で下ろされても困る!」とクレームが勃発してました。

というか、関空便の人たち、こんな強行軍なのにさらにこの時間から何かしようというのでしょうか。。なんというタフネス。。

年末年始の短い休みを使っての旅行なので、最大限楽しみたいという気持ちはわかりますが、そこまで徹底して、時間の隙間という隙間を埋めたい気持ちは正直ちょっとよくわかりません。。

自分としてはこんな弾丸ツアーはこりごりだと思っていましたが、時間の隙間を徹底的に埋めたい人にとっては、願ったり叶ったりだったのかもしれません。




話は変わりますが、今回はツアーだったので空港までも観光バスで移動できましたが、10年前にバックパック旅行でデリーを訪れた際は、市内から空港までの移動も一苦労でした。


地球の歩き方では、コンノート・プレイスの一角から空港行きのシャトルバスが出ているはずなのですが、ウロウロ探してみても乗り場を発見できず、途方に暮れていると、スーツを着た欧米人ビジネスマンに声をかけられ事情を話すと、乗り場まで案内してくれました。

しかし、そこはバス乗り場というより悪徳ツアー会社のオフィスのようなところで、かなり怪しい雰囲気。とはいえ、欧米人のビジネスマンが詐欺の片棒を担ぐとも思えないので、とりあえず話を聞いていると、係員いわく、「航空券を見せてください」とのこと。

航空券を見せると、それらしく端末を叩き、「この航空券はリコンファームされていないためキャンセルになっています」と言い出しました。


しかし、実際にはリコンファームはしています。

しかも、ジャイプールでわざわざエアインディアのオフィスに行って、カウンターでリコンファームもしているので、そのことを主張すると、「航空券にリコンファーム済みのスタンプが押されていないからダメだ」と言って、しばらく押し問答に。

「嘘だと思うなら直接エアインディアのオペレーターと話をしてください」と言って、電話をつないで受話器を渡されました。

後から考えれば、どう考えても自作自演なのですが、その場ではそれを証明するすべもないので、電話で航空会社のオペレーターと話をしたところ、やはりリコンファームの記録が残っておらず、ダブルブッキングのため予約がキャンセルになっている、とのことでした。


ここからがさらに怪しいのですが、「一旦予約はキャンセルになっているけど、ビジネスクラスなら1席空きがあるので、もし急ぎならビジネスクラスを買い直したらどうだ?」という展開に。

この間、ここまで案内してくれた欧米人ビジネスマンも同席していて、「大変なことになったね。もしお金が足りないなら僕も貸すよ」みたいなことをしきりに言ってきます。


全体的にとにかく猿芝居じみた展開なので、チケットの件は空港で確認するから、ともかく空港までのバスのチケットをくれというと、あっさり引き下がり、なぜかシャトルバスではなく、普通のミニバンで空港まで行く羽目になりました。しかも、それほどぼったくりとも言えないほどほどの料金で。。


デリー到着時にも同じような手口に巻き込まれましたが、これだけ悪徳なやりとりを経ておいて、結局それなりに良心的な料金でバスに乗るという何だかよくわからない詐欺です。。

もちろん空港でチェックインしたところ、リコンファームは受理されており、普通に飛行機には乗ることができました。


結果、シャトルバスの乗り場はわからずじまい、そして欧米人ビジネスマンだと思っていたのは、単なる欧米人の客引きだったというオチでした。


他の国でもこういった詐欺行為はあるにはありますが、インドの詐欺はよりタチが悪く、「外国人が何を知っていて何を知らないか」を把握した上で、「外国人が知らないこと、困っていること」にピンポイントで攻勢を掛けてきます。


最新の地球の歩き方でもこういった詐欺への対処方法が書かれていましたが、おおむね「知ってるふり、困ってないふりをせよ」というような内容でした。

でも現に知らないし困ってる場合には難しいですよね、、




************************************************
~参考サイト~
・インドの旅行情報サイト
・初心者向けの旅行ガイド
・外国人向けの日本旅行ガイド
************************************************